台東区議会 2020-02-25
令和 2年 2月産業建設委員会-02月25日-01号
令和 2年 2月
産業建設委員会-02月25日-01号令和 2年 2月
産業建設委員会
産業建設委員会会議録
1
開会年月日 令和2年2月25日(火)
2 開会場所 議会第1会議室
3 出 席 者 委員長 青 柳 雅 之 副委員長 和 泉 浩 司
(9人) 委員 拝 野 健 委員 松 村 智 成
委員 山 口 銀次郎 委員 中 村 謙治郎
委員 河 井 一 晃 委員 寺 田 晃
議長 石 塚 猛
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 服 部 征 夫
副区長 荒 川 聡一郎
本日提出される傍聴願については、許可いたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、案件表の順序に戻ります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 初めに、案件第1、第18号議案、東京都台東区
高齢者住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案は、
理事者報告事項、
都市づくり部の9番、
民法改正に伴う
連帯保証人等の見直しについてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第18号議案、及び
報告事項について、理事者の説明を求めます。
◎飯野秀則
住宅課長 それでは、第18号議案、東京都台東区
高齢者住宅条例の一部を改正する条例及び
報告事項、
都市づくり部の9番、
民法改正に伴う
連帯保証人等の見直しについてご説明いたします。
初めに、
報告事項の
民法改正に伴う
連帯保証人等の見直しについてご説明いたします。お手元の資料13をごらんください。
項番1、目的でございます。平成29年6月に民法の債権に関する規定が改正され、令和2年4月1日の施行に伴い、条例の改正と
連帯保証人の
負担極度額を設定する規則の改正、あわせて、
法人保証を認める見直しを行うものでございます。
続きまして、項番2、対象についてでございます。令和2年4月1日以降の
高齢者住宅、
特定優良賃貸住宅、
従前居住者用住宅の入居者が対象となります。
項番3、改正内容でございます。一つ目は、現行民法では、法定利率を年5分と規定しておりますが、現状に照らし、改正民法では年3分とし、さらに市中の金利動向に合わせて自動的に変動することになりました。これに合わせて、法定利率の規定のある
高齢者住宅条例第32条第3項を改正するものでございます。二つ目は、改正民法では、
連帯保証人への極度額を定めなければ、保証の効力を生じないとの改正が行われ、これに合わせ、
高齢者住宅等の施行規則で、その極度額を入居時使用料の12カ月分と設定いたします。三つ目は、今回の
連帯保証人の見直しに合わせて、今後
高齢者住宅において
連帯保証人が立てられない方が保証会社を利用できるようにするものでございます。
項番4、今後の予定でございます。この条例、規則の施行は、令和2年4月1日の予定でございます。
報告事項の説明は以上でございます。
続きまして、第18号議案、東京都台東区
高齢者住宅条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。
今回の条例改正は、ただいまご説明いたしました
民法改正に伴い、
明け渡し請求に係る金銭の利息の割合を改めるため、条例の整備をお願いするものでございます。
お手元の
新旧対照表をごらんください。まず、第32条第3項につきまして、
民法改正により法定利率が年5分から年3分、さらに、市中の金利動向に合わせて変動する制度を導入することから、それに合わせて法定利率による条例を改めるものでございます。
続きまして、附則の経過措置でございます。条例の改正後の第32条第3項の規定は、施行日以降に到来した支払い期に係る利息について適用し、施行日前に到来した支払い期に係る利息については、なお従前の例によるものといたします。
議案の説明は以上でございます。よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○委員長 それでは、第18号議案、及び
報告事項について、ご審議願います。
河井委員。
◆河井一晃 委員 ちょっと1点確認ですけれど、今までに入居していた方で
連帯保証人を立てられていて、
法人保証にしたいという方がおられるのかどうかと、いた場合はそれが変更できるのかどうか、確認させてください。
○委員長
住宅課長。
◎飯野秀則
住宅課長 今まで、原則的には
連帯保証人を立てていただいて、それを
法人保証に移したいというご連絡をいただいているケースはないんですけれども、最初から
連帯保証人がいらっしゃらない方が結構いらっしゃいますので、そういった方が
法人保証を使えるようにしていきたいということが一つございます。それから、今、
連帯保証人で届け出している方も
法人保証に切りかえたいということであれば、切りかえていただく方向で手続を進めていきたいと考えてございます。
○委員長
河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。
連帯保証人を立てるのが嫌な人もいるし、保証人が高齢になった場合とかもあると思うので、そのように検討していただいてありがとうございます。以上です。
○委員長 賛成でよろしいですか。
◆河井一晃 委員 賛成で。
○委員長 その他、ございますか。
(発言する者なし)
○委員長 これより採決いたします。
本案については、原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、原案どおり決定いたしました。
なお、
報告事項についても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、陳情元-18、小島公園にフェンスを設置することについての陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものでございます。
それでは、本件について、ご審議願います。
まずは、この件については、継続審査の審議の中で、いろいろと進捗があったと思いますので、その点について、
公園課長からご報告いただきたいと思います。
◎原島悟
公園課長 前回定例会で本件をご審議いただいた以降の経過につきましてご報告させていただきます。
前回こちらでご審議いただいている中で、町会以外にもPTAなど、幅広く意見を聞いたほうがいいというご意見をいただきました。その後、年末から年始にかけまして、
教育委員会、学校等と調整させていただいた結果、現在、
蔵前小学校の3年生と5年生と、あとは三筋保育園の保護者を対象に
アンケートをとらせていただいているという状況でございます。
○委員長 それでは、皆さんから、今の進捗状況を踏まえて、ご意見お願いいたします。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 町会以外の方、周辺の方ですね、
アンケートとられているということですけれども、結果はいかがでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今回、確かにちょっと結果が出るのが遅いというところがございますが、公園課としても、今回子供たちのご意見を直接お聞きするというところが、初めての取り組みというところと、あと、学校、保育園等の状況もございましたので、まだ結果は出ていないところでございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 我が会派としましては、貴重な
アンケートでございますので、その結果を聞いた上で審議したいと思いますので、継続でお願いいたします。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員
自民党会派といたしましても、継続でお願いいたします。なるべく早く、
スピード感を持って対応いただければと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 我が会派としては、これまで採択を主張していたんですけれど、現状、一番利用する当事者の
お子さんたちから聞いているとのことですので、今回は継続を主張させていただきます。なるべく集計等、急いでいただきまして、スピーディーに対応していただければと思います。
○委員長
河井委員。
◆河井一晃 委員 いわゆる
パークマネジメントではないんですけれども、公園の特色とか、利用方法とか、そういったものがいろいろあると思うんですが、今回は地域の方が使うというのもあるんですが、子供も遊びたいという、この間、和泉副委員長がデザイナーズビレッジの駐車場を使ったらどうかというのもご提案いただいたと思うんですけれども、今後台東区としてどのような
パークマネジメントがあるのか、もしあれば教えていただきたい。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 台東区の公園の管理につきましては、基本的には皆さんの公園というところで、年齢とか、性別にかかわらず、さまざまな方が快適にご利用いただけるというところを目指して管理しているところでございますが、近年、球技に関する苦情ですとか、特に最近ふえているのは喫煙に関してというような苦情等もふえてきておりますので、今後、そういった方々のモラル、マナーに頼りつつというところではあるんですが、そういったところについてもルールを検討していきたいというところが一つございます。その中で、また、さまざまな、例えば新しいタイプの遊具ですとか、あとは、障害のある方、ない方、いろいろなご事情ある方も平等に楽しめるような遊具というのも最近出てきてございますので、来年度以降、そういったところも
委託調査等を含めて検討してまいりたいと考えているところです。
○委員長
河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。公園はいろいろな使い方で使いたい人もいて、地域ではやはりなくてはならない場所であったり、新しく来る住民の方々が、ここ、こんな公園があるんだ、住みたいとか、あと、地域、子供たちが遊べるようなと、いろいろな要望があると思うんですけれども、それを全部賄っていくというのは大変難しいなと私自身も感じてはいるんですけれど、今回
ボール遊びとか、いろいろ検討していただいて、地域の方の声も聞いて、
小学生たち、学生たちの意見も聞いていただいて、しっかりと進めていただければと思います。
我が会派としては、継続でお願いします。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 今回の
アンケートに関しまして、直接、小学校3年生と5年生ですか、聞いていただいたというのは非常に高くうちの会派では評価しています。というのも、なかなか子供たちから直接そのように声を聞く機会というのは本当に少なくて、今回、かなり手間がかかっただろうなとは思います。それなので、結果がまだ出ていないということは、もういたし方ないとは我々は考えておりますので、ぜひ子供たちの意見をきちんと酌み取っていただいて、いい結果になるようにお願いしたいと思いますので、我が会派も継続でお願いします。
○委員長 中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 我々も今子供たちに行っている
アンケートの結果を見て判断させていただきたいと思いますので、継続でお願いします。
○委員長 これより採決いたします。
本件については、継続の意見が多数でありますので、継続することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第3、特定事件の
継続調査についてを議題といたします。
おはかりいたします。本委員会の特定事件については、議長に閉会中の
継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本委員会の特定事件の
継続調査については、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、本委員会の行政視察の報告書について申し上げます。
昨年11月に実施いたしました愛媛県内子町、高知県宿毛市及び高知県庁への行政視察について、このたび
正副委員長にて報告書案を作成し、お手元に配付させていただきました。
この案文についてご意見がありましたら、
正副委員長までお知らせください。調整後、議長に報告いたします。その後、議長が全ての
委員会報告書を取りまとめ、台東区
議会委員会行政視察報告書として、全議員及び理事者に送付いたしますので、よろしくお願いいたします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 以上で、案件の審議を終了いたしましたので、
事務局次長に
委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。
(
吉本議会事務局次長朗読)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
なお、同じ所管からの報告については、一括して聴取いたします。
また、
補正予算及び令和2年度予算については、報告を聴取するのみで質疑は行いませんので、よろしくお願いいたします。
初めに、
文化産業観光部の
補正予算について及び令和2年度予算について、
文化振興課長、報告願います。
◎三瓶共洋
文化振興課長 それでは、令和元年度第5回
補正予算をご説明いたします。資料1をごらんください。
まず、歳入の部です。1,603万9,000円を減額し、補正後の額は25億5,685万4,000円です。
産業振興課における
商店街チャレンジ戦略支援事業に対する補助金を減額しています。
2ページをごらんください。歳出の部です。補正額1億35万8,000円の減額、補正後の額は40億7,620万6,000円です。まず、
文化振興課の上野「文化の杜」新構想推進に係る経費601万7,000円の減額、また、
産業振興課の
商店街振興対策の
街並み環境整備とイベント・
サービス向上支援並びに
中小企業融資の利子及び
信用保証料補助に係る経費9,434万1,000円を減額いたしました。
簡単ではございますが、ご説明は以上です。
続きまして、令和2年度の
文化産業観光部の予算をご説明いたします。資料2をごらんください。
まず、歳入の部です。予算総額は22億705万5,000円で、前年度当初予算との比較で486万円、約0.2%の増となっています。主な増減要因ですが、4ページの(3)
産業振興課の使用料及び手数料、1の花川戸一丁目
施設使用料の皆増及び5ページの都支出金の
商店街チャレンジ戦略支援事業に対する補助金の増、若者と女性のための就業支援に対する補助金の皆減などによるものです。
6ページをごらんください。次に、歳出の部です。予算総額42億5,332万9,000円で、前年度当初予算との比較で3億5,200万5,000円、約9%の増となっています。
7ページ以降は、科目別、課別、事業別の予算概要です。
9ページをごらんください。まず、
文化振興課の予算です。
文化行政費の3の(2)(仮称)2020台東区コレクション展の開催、15の「生誕」像の設置、16の文化専門ホームページの終了及び芸術・歴史資料館費の1の(2)下町風俗資料館のリニューアルなどの増減により、予算額は7億1,355万6,000円で、増減額は1億2,054万3,000円です。
10ページをごらんください。次に、観光課です。3の浅草文化観光センター運営に対する外壁木製ルーバー等補修工事による増、7のインフォメーションボード整備における観光案内板新規設置の終了、15の隅田川花火大会の分担金の増などにより、予算額は4億2,615万2,000円で、増減額は4,495万3,000円の増です。
12ページをごらんください。最後に、
産業振興課です。産業総務費の3、花川戸一丁目施設維持管理の皆増と、5の若者と女性のための就業支援の終了による皆減、13ページの7の(2)
中小企業融資における利子及び
信用保証料補助の減、12の(仮称)江戸たいとうショップの運営経費の皆増などにより、予算額は31億1,362万1,000円で、増減額は1億8,650万9,000円の増です。
簡単ではございますが、ご説明は以上です。
○委員長 ただいまの報告については、聴取のみとさせていただきます。
和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 質問ではありません。質問するなということですから。ただ、今の
補正予算を見ても、さまざまな行事が載っております。今ご承知のとおり、新型コロナウイルスの感染症対策で大変厳しい状態が起こっています。そういった意味から、やめるところにもしっかりと支援をしていっていただきたい。キャンセル料等、当然もう発生しているわけですから、予算はこうで、できないからゼロですよということではなくて、しっかりとその辺の支援をして、来年につなげるような考え方を持っていただきたいということだけは言っときます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、企業の
競争力強化と
海外展開支援事業の充実について、
プレミアム付商品券事業の中間報告について及び台東区
新型コロナウイルス感染症対策特別資金の実施について、
産業振興課長、報告願います。
◎上野守代
産業振興課長 それでは、案件3、企業の
競争力強化と海外展開支援の充実についてをご説明させていただきます。資料3をごらんください。
令和2年度に実施する主な事業でございます。項番1、(仮称)江戸たいとうショップについてです。この事業は、令和2年度のみ実施する新規事業でございます。(1)事業概要です。東京2020大会を契機に、台東区を訪れる外国人観光客を主なターゲットに、皮革関連製品を初めとするファッション雑貨等を販売、発信する期間限定店を開設いたします。開設期間は6月から11月、各週4日程度で、場所は旧浅草保健相談センターである花川戸一丁目施設の1、2階、物販、物づくり体験、情報提供などを地場産業団体で構成している台東ファッションフェア実行委員会とともに実施いたします。(2)予算額(案)は資料のとおりです。歳出は実行委員会への補助金であり、その主な内訳は、販売員等の人件費、施設の内装や什器費用、広告費などでございます。(3)その他です。現在、花川戸一丁目施設1階には、二天門観光バス待合所がございます。これまで利用は観光バスを待つ旅行者に限られておりましたが、夏の暑さ対策などとしても活用するため、バスを待つ方だけではなく、区民や来街者にも対象を拡大し、休憩できるスペースとして再スタートいたします。
項番2、台東区産業フェアについてです。(1)事業概要に記載のとおり、区内中小企業等のビジネスチャンスを提供することを目的とした展示商談会を実施します。令和2年で5回目となります。日程は、例年、同時開催している東京都中小企業振興公社主催の東京くらしのフェスティバルの開催日に合わせ、9月24日、25日といたします。場所は都立産業貿易センター台東館の1フロアを使用し、ビジネス向けの展示商談会を開催します。(2)予算額(案)は資料のとおりです。
(3)台東産業フェア2019の実績については、別紙、A3の資料をごらんください。開催概要については、表の上段に記載したとおり、105の企業、団体が出展し、2,155人の来場がございました。成果としては、項番1、オプション企画の実施状況に記載のとおり、バイヤーとの商談数が伸びたほか、バイヤーからの
アンケートで、商談の可能性があるとした率が前回の35%から8ポイント伸びて、約43%となりました。一方で、項番2の出展者の状況では、当初の目標を達成できなかった、余り達成できなかったとする方が半数おり、商談と物販双方をターゲットにしていることで、来場者のターゲットが絞り込めていないとのご意見もございました。こうした課題に対し、令和2年度については、展示商談会をビジネス向けに絞り込むこととし、一般消費者向けの物販や商品PRをしたい企業については、江戸たいとうショップ事業への参加を案内することで販路開拓の支援につなげてまいります。
再びA4の報告資料、裏面にお戻りください。項番3、海外プロモーション推進についてです。(1)事業概要に記載のとおり、産業のPRと販路開拓支援を行います。昨年に引き続き、①の展示会出展及び現地視察を行います。展示会名等については、資料のとおりでございます。令和2年度は、新たに②海外バイヤー等を招致いたします。9月下旬から10月中旬にこれまで築いてきた関係機関や現地法人とのパイプを活用して、タイの現地法人バイヤーや経営コンサルタント業者等を招致し、区内企業との商談や意見交換の場を設けて、海外展開を目指す企業を支援してまいります。(2)予算額(案)は記載のとおりで、出展料や招致に係る旅費などが含まれております。(3)令和元年度実績は、表にお示しいたしました。来場者数3万1,769人のうち、台東区ブースには約1割の方にお立ち寄りいただきました。新たに最終日の一般開放に合わせ、タイ人のインフルエンサーによるライブ配信を行ったほか、現地支援として、東京都中小企業振興公社と連携した現地生産委託先の開拓や開業したばかりの高島屋、ドン・キホーテなどの商業施設の視察を行いました。
報告は以上となります。
続きまして、資料4をごらんください。台東区
プレミアム付商品券事業の中間報告についてでございます。
項番1、事業概要です。既に本委員会に報告した内容は割愛し、変更のあった部分について説明いたします。③の取扱店については、募集期間を5月31日までから、商品券使用期間である2月29日まで延長いたしました。現時点での店舗数は497となっております。
項番2、対象者です。①対象者は表のとおりです。②引きかえ券交付数については、非課税者に対して、引きかえ券申請書を送付し、申請があった約4分の1の方に引きかえ券を交付いたしました。子育て世帯には、対象者全てに引きかえ券を交付いたしました。
裏面をごらんください。項番3、販売結果です。2月14日に販売を終了いたしました。結果は表のとおりで、③販売冊数は4万6,566冊で、④販売総額は1億8,626万4,000円となりました。プレミアム分4,656万6,000円を含む商品券の額面総額は2億3,283万円でございます。引きかえ券を持っている方が購入した割合については、⑤の引きかえ券回収率を参考でお示しいたしました。区では、全冊購入するなどで使用済みの引きかえ券を回収しており、回収率は約6割となっております。
項番4、商品券の使用状況です。使用期間は今月の29日までとなっていることから、1月末時点での取扱店が金融機関で換金した状況でご報告いたします。1月末の販売総額に対し、取扱店が金融機関にて換金した額は1億7,580万6,000円でございます。商品券の約8割弱が使用されている状況です。
項番5、今後のスケジュールです。商品券の使用期間は2月29日まで、使用済み商品券の換金期間は3月31日までとなっております。事業の最終報告は、第2回定例会の本委員会にてさせていただく予定です。
報告は以上でございます。
続きまして、資料5をごらんください。台東区
新型コロナウイルス感染症対策特別資金の実施についてご報告いたします。
項番1、目的についてです。新型コロナウイルス感染症の流行により、区内中小企業において、来店客減少に伴う売り上げの減少など影響が生じております。区では、2月5日に特別相談窓口を設置したことに加え、中小企業の資金繰りを支援し、経営の安定化を図るため、特別融資を実施いたします。
項番2、あっせんの対象については、⑤にある新型コロナウイルス感染症の影響により、直近1カ月の売上高等が前年同期と比べ5%以上減少していることなど、資料に記載した要件を全て備えている法人、または個人事業者が対象となります。
項番3、台東区
新型コロナウイルス感染症対策特別資金の概要についてです。(1)融資条件については、表のとおりで、貸付金利については、本人負担金利を0.4%とし、区が残りの金利を補助します。恐れ入りますが、裏面をごらんください。(2)制度の特徴についてです。本制度は、信用保証協会の保証業種の全てを対象とし、かかった信用保証料については、区の全額補助といたします。また、本制度は、区の借りかえ資金可能商品とすることで、後々毎月の返済を軽減することを可能とし、事業者の負担を軽減してまいります。なお、本制度の利用回数は1回限りといたします。(3)申し込み受け付け期間については、令和2年3月2日月曜日から5月29日金曜日までの3カ月間といたします。(4)受け付け場所についてです。本制度は、既存の区制度融資と同様、中小企業振興センター内の
産業振興課融資担当で受け付けを行います。(5)周知方法については、本委員会終了後に信用保証協会や日本政策金融公庫、金融機関等の関係支援機関へのチラシ配布等により、周知してまいります。
報告は以上でございます。
○委員長 初めに、企業の
競争力強化と
海外展開支援事業の充実について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 まず、
報告事項については、了承させていただきます。
特に1番の江戸たいとうショップ、このような内容でやっていただくということで、ものづくりのまちの台東区としては、本当に評価したい事業だなと感じております。私も以前、旧東京北部小包集中局跡地の質問をさせていただいたときに、道の駅の提案をして、寺井委員も質問されましたけれども、やはり観光とかでいらっしゃった方々に台東区のすばらしさの一つである物づくりを見ていただいて、また、体験していただいたり、それを身近にすぐに感じられる場所として、このように江戸たいとうショップをやっていただけるのは本当に期待してやまないところであるのですけれども、ちなみに、この期間が半年間ということで、どれぐらいの事業者さんを予定されているのかということと、あと、物づくり体験をどのようにやっていかれるのかというのを教えていただきたいんですけれども。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 まず、事業者数でございますが、週4日程度の開催ということになってございまして、週がわりで事業者を変更していこうと思っております。1フロアに対して、5社から10社以上入ると思いますので、このあたりはこれから決定いたします運営事業者と相談の上、実施していきたいと思っております。現在、想定数としては、目標値というのは掲げておりませんので、また実績の中でお示ししたいと思っております。
2点目の物づくり体験につきましては、こちらの物販施設であることを周知していくといったところでも、イベントをやっていくということで、集客を図ってまいりたいと思っております。こういった部分で、物づくり体験につきましては、各産業団体に対象にできる方といったのを広くお声かけをさせていただいて取り組みを実施してまいりたいと思っております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 週4日間を1社というか、やっていただきながら、回転されるということですけれども、今、千束通りでふるさと交流ショップ台東というのをやっておりまして、こちらにつきましても、2度、3度やっていただいているところもありますし、そのような形で、できることなら、1社の方が何回か参加できるような形も期待しておりますし、特に一番大きいのが、台東区にいらっしゃった方に物づくりを体験していただいて、手づくりでつくっていただいたものを持って帰っていただく、つまり、世界に一つしかないものをお土産として、また、台東区の思い出として持って帰っていただきながら、そのものが評価していただければ、今度はお店に直接来ていただいたり、そのような拡大というんですか、期待できるのではないかなというふうにしております。私自身としては、モデル事業のような期待をして見ていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。私は以上です。
○委員長 そのほか、ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
プレミアム付商品券事業の中間報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 このプレミアム付商品券ですけれども、今回、対象者のうちに申請率、非課税者の分が25%、およそ4分の1と大変低いなと思われる数字になっているんですけれど、これだけ数字が低くなったことについての要因の分析などは行っているでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 現時点では中間報告ということで、販売を終了した時点での実績についてご説明をさせていただいたところでございます。今回は
アンケート調査等は実施しておりませんので、実際どういう理由で購入されなかったかというのは、正直言ってわからないというところでございます。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 商品券の制度そのものについては、またいろいろあると思うんですけれど、やはりせっかくやった商品券事業ですし、過去にも似たような商品券事業ありましたし、また今後こういった事業も出てくると思いますので、今回低くなったことの要因等を分析して、そこは次につなげていっていただければと思います。
あともう1点、商品券の取扱店の換金の期間、一応3月31日となっていて、1月末時点で77%、結構やっていただいていると思うんですけれども、引きかえが31日を過ぎないように、例えば3月の段階で今月末に迫っているなど、取扱店に対して、換金し忘れがないようにという、注意喚起というか換金期限の改めた周知など、そういうのを行う予定はございますか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 現在のところ、何か郵送でご連絡するといったことは考えてございませんが、間違いなく換金していただけるように周知を徹底してまいりたいと考えております。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 換金し忘れがないように周知していただけるとのことでしたので、しっかりとやって、取扱店の換金し忘れがないようにしていただければと思います。以上です。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 せっかくの機会なので、一言だけさせていただきます。一番初めに報告いただいたときには店舗数も、取扱店ですね、100店舗に満たない内容だったんですが、このように497店舗に広げていただいたことに評価したいと思います。また、額面総額も2億円を超えるすばらしい結果だったなと理解しております。皆さんがもっともっと理解していただければ、額面ももっと高いものになったのではないかなと感じております。
せっかくなので、この497店舗の主な内訳というんですかね、努力されたとは思うんですけれども、今回こういったところが取り扱いになっていただきましたというようなものがあれば、教えていただきたいです。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 主な業種についてご説明をさせていただきます。497店舗のうち、コンビニエンスストアが62件、ドラッグストアが26件、総合百貨店、例えばマルイさんだとか、上野松坂屋さんだとか、そういったもの、百貨店ですね、こちらが12件、スーパーマーケットが39件、特に印象が大きかったのが、医療機関が14件、薬局が12件、歯科が11件、介護サービス事業者が5件ということで、医師会等にもお声かけさせていただいた結果、広く皆様が日常的にご利用になるところでご登録をいただいたのかなと考えてございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 私のところにもインフルエンザの予防接種とか、学用品、日用品ですね、商品券で購入できましたというお話もいただきました。今後の参考にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 これは台東区の独自の制度ではないんで、ちょっと1点だけお伺いしたいなと思っていて、この前、中央区の区議会議員の先生と同席する機会があって、台東区のプレミアム付商品券は格好いいだろうと、これを見せたら、中央区もなかなかのものをつくっていましてね。どう考えても区議会議員の先生は非課税ではない、私の場合は去年、非課税でしたから、せっかくの機会だから、役所に来ているから買えましたよ。中央区は全員だというんですよ。台東区は非課税と子育て世帯だけだよと言ったら、中央区は全員ですよと言うから、そんなことはあるんですか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 区によっては、毎年のように商品券を発行している事業等がございまして、今回の国の事業と並列に実施したところ等があったと聞いております。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 それならわかりました。国の制度で、こんな上げ下げされたらたまらないなと思ったけれど、ばらまきをやりたいところはばらまいているということで、そういう理解でいいですよね。
それと、1個だけヒント教えときますよ。うちの近所で確認したら、やらない高齢者の人、プラス5,000円でしょう。清川の人たちはわざわざ上野まで行かない。清川は、課長もご存じのとおり、上野、浅草は何ページにもわたって使える店あるけれど、清川はこのぐらいしかなかった。言っているとおり、浅草病院で私も血圧の薬買えましたけれど、医療機関しかないんですよ。それと、コンビニも看板出しているところで全部ではないんですよ。最大手のところも、清川のほうの最大手のコンビニは使えないんですよ。こちらのほうは使えたけれど。では、こちらに持ってきて使うのという話になると、やはり清川エリアは人口、清川、馬道、多いところで、出張所でもできればまだよかったけれど、上野まで間違えてタクシーで来てしまったら往復5,000円飛ぶから。だから、そういうこともやはりあるという話はしていました。最終のまとめの前に一応意見として言っておきます。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
新型コロナウイルス感染症対策特別資金の実施について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 このような事業をいち早くやっていただいたことに評価したいと思います。
ここで一つだけ確認ですけれども、あっせんの対象の中の5番目ですね。直近1カ月の売上高、前年同期と、このように条件の中で比較があるんですけれど、どのように判断されて進めていくのか教えてください。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 本制度の申し込みに当たり、必要な書類として確認書を提出してもらうことを予定しております。確認書には、直近1カ月の売上高等が前年同期と比べて5%以上減少していること、また、新型コロナウイルスの感染症の影響から売り上げが落ちている具体的な理由を記載していただくものでございます。売上高等のものについては、直近の資産表ですとか、売り上げ台帳など、売上高等が確認できる書類を持参していただいて、前年同月期の売り上げとの確認をしていくということを予定しております。こちらについては、ご相談があれば、どういった書き方をするのかというのは丁寧にご説明させていただきたいと考えております。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 柔軟に対応していただきたいなと要望させていただきまして、それと同時に、期間の限定もありますし、常々
産業振興事業団の方はフットワークよく動いていただいているので、余り心配はしていないんですけれども、周知もしっかりしていただきながら対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 この新型コロナウイルスの問題、一向に収束する兆しを見せず、感染なども拡大しているような状況が連日報道されています。この間、上野や浅草などの観光地に中国人の観光客を初めとした観光客の方たちが減って、お店に影響が出るなどしていましたが、現在かなり拡大しているようで、例えばお店のパートの人はお客が減った結果、休みをとらされて収入が減っている、また、中国でも工場の操業や物流などに影響が出て、中国からの物が入ってこなくて商品の販売や製品の製造などができないなど、影響がどんどん拡大しているという話も聞いております。現在、台東区のそういったさまざまな産業にどれくらい影響が出ているかといった、そういった調査をしているでしょうか。または、今後調査開始していく予定などはあるでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 現在、影響については、各業種、各店舗によってかなり差異がございます。台東区といたしましては、できるだけ皆様の意見を広く聞いていきたいということで、
産業振興事業団で実施しております専門コーディネーターですとか、特設窓口を開設いたしましたので、その中で、皆様からの聞き取り、そういったもので状況を判断していきたいなとは思っております。また、台東区としては、中小企業の景況調査というのを継続して実施しております。10月から12月期の調査については、判明するのが6月か、もしくは5月の下旬ぐらいになろうかと思います。こういったところでも全体的な事業の景況感といったものはしっかりつかんでいきたいと考えてございます。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 影響が幅広く出て、拡大していると思いますので、調査していって、今回のこういった制度、そういったところが必要な人にしっかりと届くようにお知らせすることと、また、状況いかんによってはこういった制度の期間の延長や拡大なども視野に入れて対応していっていただければと思います。要望です。
○委員長 よろしいですか。
和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 もう大分変わったと思いますけれど、信用保証協会も経済産業省の中小企業庁の下部ですよね、たしか。私、20年ぐらい前に、台東区の制度融資で台東区でお認めいただいたやつをそこへ持っていったんです。副所長さんに、書類を投げられました。こんなもので出せるわけないだろうと。これね、重要ですよ。区の意のあるところを信用保証協会が酌んでくれるように、台東区側からでも、難しいでしょうが、アクションを起こして、我々台東区は台東区の中小企業、零細企業者を救いたいんだと、そういう熱い思いを持って信用保証協会にも説明していただきたいんですよ。通るんですよ、役所は。あそこなんですよ、全て。でも、書類を投げつけるようなことはもうしないと思いますが、そこはちゃんと区内事業者の皆さんをお守りいただくように、台東区から申し入れてください。
○委員長 ありがとうございます。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
都市づくり部の
補正予算について、令和2年度予算について及びJR上野駅
公園口周辺整備について、
都市計画課長、報告願います。
◎前田幹生
都市計画課長 それでは、本定例会に提出しております令和元年度一般会計
補正予算(第5回)のうち、
都市づくり部所管分についてご説明いたします。資料6をごらんください。
まず、歳入でございます。補正前の額から1億6,408万9,000円を減額し、補正後の額を35億6,051万円といたします。次の表は課別の内訳でございます。次に、課ごとの主な内容ですが、一番下の表の計画調整課から、2ページの住宅課までは、いずれも事業実績見合いによる国及び東京都の補助金の減でございます。2ページ、一番下の表の土木課は、私道舗装助成における地元負担分の事業実績による減でございます。歳入については、以上でございます。
3ページをごらんください。歳出でございます。5億5,067万円を増額し、補正後の額を72億5,885万8,000円といたします。課別の内訳は、次の表のとおりでございます。次に、課ごとの内容ですが、主なものをご説明いたします。一番下の表をごらんください。まず、都市計画課は、都市整備基金積立金を10億円増額しております。4ページをごらんください。このページの計画調整課から住宅課までは、いずれも事業実績による減額でございます。5ページをごらんください。道路管理課は、路上転倒事故に係る損害賠償金に要する経費として103万1,000円を計上しております。次の土木課及び公園課は、いずれも事業実績による減額でございます。
簡単ですが、
都市づくり部の
補正予算に関する説明は以上でございます。
続きまして、令和2年度一般会計当初予算のうち、
都市づくり部所管分についてご説明いたします。資料7をごらんください。
なお、説明の中で増減額を申し上げますが、いずれも前年度予算額との比較でございます。
まず、歳入でございます。総額36億715万円で、1億1,327万円の減でございます。次の表は課別の内訳でございます。2ページをごらんください。課ごとの主な歳入予算についてご説明いたします。二つ目の表、計画調整課は、都補助金の鉄道駅総合バリアフリー推進事業費、予算額16万6,000円、1,833万4,000円の減で、JR上野駅エレベーター整備終了によるものでございます。次に、一番下の表、地域整備第三課は、都補助金の番号6、防災密集地域総合整備事業費、予算額3,641万4,000円、3,338万1,000円の増で、密集事業における用地取得等の見込みなどによるものでございます。3ページをごらんください。建築課は、表中段の都補助金、番号9、緊急輸送道路沿道建築物等耐震化促進事業費、予算額1億6,260万円、1,346万5,000円の増で、実績見込みによるものでございます。4ページをごらんください。住宅課は、上から二つ目の項目、使用料、土木使用料、番号1の住宅、予算額1億3,525万5,000円、3,563万7,000円の減で、
特定優良賃貸住宅3棟の借り上げ期間満了によるものでございます。5ページをごらんください。交通対策課でございます。使用料のうち、表中段のタウンサイクルは、レンタサイクルの休止による皆減でございます。6ページをごらんください。下の表の土木課でございます。都補助金のうち、道路のバリアフリー化事業費及び環境対策型舗装事業費は、それぞれ補助制度の終了、対象事業終了による皆減でございます。7ページをごらんください。公園課でございます。一番下の雑入、公益財団法人都市緑化機構緑化装飾事業助成金は、おもてなしの庭整備終了による皆減でございます。歳入については、以上でございます。
8ページをごらんください。続きまして、歳出でございます。総額60億9,443万3,000円で、1億3,170万2,000円の減でございます。次の表は課別の内訳でございます。9ページをごらんください。課ごとの主な歳出予算についてご説明いたします。まず、都市計画課は、上野駅
公園口周辺整備が整備終了による皆減でございます。次の計画調整課は、番号17の
浅草地区まちづくり検討、予算額2,268万2,000円、その下の鶯谷駅
周辺まちづくり検討、予算額814万円、いずれも新規事業でございます。次の地域整備第一課は、番号10の(2)東上野四・五丁目地区まちづくり推進、予算額3,530万8,000円、3,516万3,000円の増で、土地区画整理事業の調査設計実施によるものなどでございます。10ページをごらんください。2番目の表の地域整備第三課は、番号18の密集住宅市街地整備促進、予算額1億7,950万7,000円、1億3,539万円の増で、用地取得等の見込みによるものでございます。下の表の建築課は、総務費、防災費の番号27、耐震改修促進計画改定、予算額756万8,000円は、新規事業でございます。11ページをごらんください。住宅課は、表の下のほうの番号12、マンション施策の推進、予算額482万9,000円で、マンション施策の検討業務による皆増ですが、令和元年度
補正予算事業でございます。12ページをごらんください。交通対策課は、一番下の循環バスめぐりんの運行、予算額2億5,246万7,000円、6,040万1,000円の増で、車両購入及び運行負担金の見込みによるものでございます。飛びまして、14ページをごらんください。公園課でございます。表一番下のさわやかトイレ整備、予算額1億2,936万9,000円は、柳北公園、小島公園のトイレ改築工事等による皆増ですが、令和元年度
補正予算事業でございます。15ページをごらんください。最後に、債務負担行為についてお示ししております。後ほどご確認いただければと存じます。
令和2年度当初予算のご説明は以上でございます。
続きまして、JR上野駅
公園口周辺整備についてご報告いたします。資料8をごらんください。
項番1、経緯等でございます。既にご承知おきのこととは存じますが、現在、都、区、JR東日本の3者によりまして、JR上野駅公園口周辺の整備を進めており、資料記載の整備内容に取り組んでいるところでございます。
項番2、JR上野駅公園口改札の移設等でございます。まず、(1)に記載のとおり、JR上野駅公園口の改札については、来月20日の始発より、現改札から日暮里方面寄りに約70メートル先に設けられます新改札となり、現改札は閉鎖となります。これを受け、(2)のとおり、新改札の開設にあわせ、現在の一方通行を相互通行化・ロータリー化し、交通の切りかえを実施いたします。なお、広場、ロータリーについては、仮設であり、引き続き工事が行われている状況でございます。
最後に、項番3、今後の予定でございます。まず、(1)の都につきましては、引き続き広場及びロータリーの整備工事を実施してまいります。次に、(2)の区道につきましては、本年3月末までに工事が完了する予定でございます。次に、(3)JR東日本ですが、引き続き上野駅公園口新駅舎の整備工事等を実施することになっております。
簡単ですが、JR上野駅
公園口周辺整備については以上でございます。
大変長くなりましたが、ご報告は以上でございます。
○委員長 それでは、JR上野駅
公園口周辺整備について、ご質問がありましたら、どうぞ。
中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 いよいよ1カ月を切ったというところですね。私、ちょっと懸念しているのは、中央通りから公園口の駅に向かって車が上っていくところですけれども、坂の手前に左側に上野パーキングの入り口があるんですが、この3月20日というのも3連休の初日ということもあって、通常ですと、やはり駐車場に入る車で渋滞するのが想定されるんですが、駐車場に入る車と、また、公園口のほう、ロータリーのほうに向かう車が2車線を占領するような形になってしまった場合に、おりてくる車とのすれ違いとか、そういったことが大丈夫なのかというのは、結構地元の方が今気にしているところでございます。そこを今、警察とどのような協議になっているのか、まず、お教えいただきたいのが1点目と、あともう一つは、今既に案内していると思うんですけれども、昭和通りから入ってくる車、あとは、中央通りの袴腰のほうから車が入ってくる、左車線で入ってくる場合に、通り抜けができると思って入ってくる車もいると思うんですね。それをもっと事前に、道に入ってからではなくて、もっと手前のほうで案内板を出したりして、それも事前に周知していただきたいなと思っているんですけれども、今その辺はどのような進捗状況でしょうか。
○委員長
都市計画課長。
◎前田幹生
都市計画課長 まず、1点目でございます。双方向化後もやはり混雑時に上野パーキングへの入庫待ちの車列が発生するというのは、この辺は現状とは大きく変わらないだろうと考えております。ただ、通り抜けの車両がなくなります。こちらは、大体、過去の調査ですが、約4割ほど交通量としては減るとなってございまして、また、それから、基本的に大型車の乗り入れは規制いたしますので、道路全体の交通量としては減るという状況になってございますので、引き続きそのような状況については注視してまいりたいと考えております。
それから、2点目でございますが、周知でございます。周知につきましては、地元町会へのご説明ですとか、広報たいとう、ホームページ等は既に取り組んでいるところでございますが、現在、現地にお知らせの看板、それから横断幕を設置して、周知を図っているところでございます。今、委員からご指摘のありました公園口に至る道に入る手前の周知につきましても、引き続き東京都、JR、警察と協力しながら検討を進めてまいりたいと考えております。
○委員長 中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 ぜひよろしくお願いいたします。昨年も石垣の壁を、斜めになっている壁を垂直に工事するときも周知はされていたんですが、やはり工事が始まってから多くの人が公園口の駅のほうに坂を上っていくような状況がありまして、私も警備員をお願いしたりとか、警察にも相談をさせていただきました。今回も当日になってみないと何が起きるかわかりませんけれども、そのような形で万全な体制で迎えていただきたいと思います。要望でお願いします。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
市街地形成の誘導・規制方策に係る状況調査の結果について、
浅草地区まちづくり検討について及び鶯谷駅
周辺まちづくり検討について、
計画調整課長、報告願います。
◎寺田茂
計画調整課長 それでは、まず、
市街地形成の誘導・規制方策に係る状況調査の結果についてご報告いたします。資料9をごらんください。本調査の実施につきましては、昨年の第2回定例会の本委員会でご報告させていただいてございまして、本日は、その調査結果のご報告でございます。
項番1、本調査の目的でございます。昨年度策定しました都市計画マスタープランに示す将来像の実現に向けまして、今後土地利用に係る誘導・規制方策のあり方を検討するための基礎調査でございます。
項番2、本調査の概要でございます。広域的なマクロの視点として、用途地域など、代表的な都市計画の適用区域、また、地域的なミクロの視点として、マスタープランに示す方針と土地利用の現況、経年変化を把握いたしました。
項番3、調査の方法でございます。マスタープランに示す土地利用の区分を基本としながら、詳細な区分を下の図のとおり設定をしまして、過去20年間分の東京都の土地利用現況調査のほか、さまざまなデータを使用しまして、地理情報システム、GISを活用しまして、建物用途、平均敷地面積、建物高さ、緑などの経年変化を中心に分析を行いました。
続きまして、2ページをごらんください。項番4、本調査の結果、概要でございます。(1)マクロの視点と、(2)のミクロの視点の二つの視点から分析をしてございます。まず、マクロの視点の分析でございますが、恐れ入ります、A3判の別紙の2ページをお開きください。区内に指定されております特別用途地区というものがございまして、その中の第二種中高層階住居専用地区について分析した結果でございます。この地区につきましては、平成8年に定住人口の確保を目的としまして、ページ上段の右図のとおり、赤いメッシュのエリア、北部地域の一部でこの制度が指定されてございます。内容としては、4階以上の部分が住居系の用途に限定されるという規制がかかってございます。そして、ページの下段の図をごらんください。図―1のとおり、建築物用途の延べ床面積につきましては、黄色で示してございます住宅の用途が20年間で1.5倍に増加してございますが、図―4に示したとおり、人口につきましては、この20年間で区全域では増加傾向してございますが、当地区では約1万8,000人から1万6,000人と減少している状況でございます。
続きまして、別紙の8ページをごらんください。こちら、ミクロの視点の分析から幾つかのポイントをご説明させていただきます。マスタープランに示してございます土地利用の区分のうち、沿道機能集合地、ページの上段の右図のほうに示してございますが、主に幹線道路に接しているエリアの分析結果でございます。ページの上段の左のほうをごらんください。本区分特有の方針につきましては、都市計画マスタープランにおいて、商業・業務機能や生活利便性を高める機能など、さまざまな機能の共存、また、土地の高度利用と示してございます。そして、ページの下段の図をごらんいただきますと、図―沿道1でございますが、こちらに建物用途別の延べ床面積につきましては、黄色で示しております住宅がこちらについても20年間で倍増してございます。また、ほかの土地利用区分と比較しても増加率が最も高い状況となってございます。また、建物中高層化率につきましては、南部地域のほうが高く出ておりまして、図―沿道4のとおり、平均敷地面積、また、利用容積率に増加傾向が見られることから、土地の共同化とあわせた土地の高度利用が進んでいる状況がわかりました。
続きまして、恐れ入ります、別紙の9ページ、次のページをお開きください。こちらは、土地利用の区分のうち、都市型複合市街地、ページの上段の右図のとおり、主に南部地域の分析の結果でございます。本区分特有の方針につきましては、マスタープランにおいて、店舗、事務所、住宅の共存、また共同化による土地の有効利用などを示してございます。そして、ページの下段の図をごらんください。図―都複1のグラフでございますが、20年前につきましては、事務所の用途が最も多かった面積が、20年間で住宅が倍増しまして、住宅が最も多い状況となってございます。
恐れ入ります。またA4の資料の本体の資料の3ページをごらんください。こちら、中段の項番5、本調査のまとめでございますが、これまで幾つか抜粋したご説明をしましたが、ここで本調査の結果を総括してございます。まず、(1)建物の床面積、用途の状況としましては、過去20年間で住宅用途の床面積が区全体として増加してございまして、中でも南部地域における増加が顕著であることのほか、人口につきましては、区内全域では増加傾向でありますが、一方、北部地域の一部では減少傾向が見られることが把握できてございます。次に、(2)土地の高度利用等の状況としましては、平均敷地面積、利用容積率における20年間の推移を見ますと、主に幹線道路に接しているエリアでは敷地の共同化の進行によりまして、平均敷地面積が増加してございまして、結果として利用容積率が高い傾向にあるものの、それ以外の内部の市街地につきましては、平均敷地面積が微増にとどまってございまして、容積率充足率が相対的に低い傾向があることが把握できてございます。
続きまして、4ページをごらんください。項番6、令和2年度、来年度の取り組みでございます。まず、(1)に記載の新たな誘導・規制方策の具体化に向けて検討業務としまして、この方策の実効性と運用方法を検討してまいりたいと考えてございます。その具体の内容としましては、①誘導・規制方策の実効性の検討としまして、今年度の調査結果をもとに、各地域の課題を抽出しまして、課題が見られる地域に対して、さまざまな誘導・規制方策を試行しながら、市街地更新のシミュレーション等のケーススタディーを実施してまいりたいと考えてございます。また、②誘導・規制方策の運用方法の検討としましては、さまざまな運用方法を展開している他の自治体の事例なども把握しながら、本区にふさわしい新たな方策の運用方法のあり方を整理してまいりたいと考えてございます。(2)検討体制でございます。専門的かつ幅広い見地から検討していきたいと思いますので、学識経験者を含む検討会を設置する予定でございまして、そのメンバーとしては、都市計画、建築分野等の学識経験者5名程度を考えてございます。(3)予算は記載のとおりでございます。
項番7、今後のスケジュールでございます。来年度の予算をお認めいただきましたら、本年4月以降に検討業務に着手しまして、来年度第1回定例会において検討結果についてご報告していきたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
続きまして、
浅草地区まちづくり検討についてご説明いたします。資料10をごらんください。
項番1、まちづくり検討の目的でございます。浅草地区のまちづくりにつきましては、平成19年の浅草地域まちづくり総合ビジョン策定以降、約10年が経過してございまして、取り巻く環境が大きく変化してございます。また、昨年度末に策定しました都市計画マスタープランにおきましては、浅草地区はまちづくり推進重点地区に位置づけられてございまして、防災機能の充実、また、拠点としての都市基盤施設の整備などの課題が示されてございまして、これらの課題の解決策を示し、魅力あるまちづくりの方向性を明確にしていくこととしてございます。
項番2、現ビジョンの概要についてでございます。現行のビジョンにつきましては、「浅草の歴史・文化を育み、新たな賑わいを創出するまちづくり」を将来の基本理念としまして、実現に向けた三つのプログラムと、プログラムを実現するための22の具体な整備メニューを提示してございます。(3)でございますが、このビジョンを策定した際には、地域の方々、学識経験者などで構成された検討委員会を設置し、検討を進めてまいりました。(4)のビジョンの進捗状況につきましては、ビジョンに位置づけられました22の整備メニューにつきましては、おおむね事業の実行を図ってございますが、このうち、花川戸地区の交通結節点の再整備と、都市機能再生ゾーン街並み整備という二つの事業については、未着手の状況となっている状況でございます。
裏面をごらんください。項番3、今後策定していく新しいビジョンについてでございます。新ビジョンは、令和4年度中の策定を予定してございます。令和2年度は基礎調査を実施したいと考えてございます。(2)の調査の内容についてでございますが、まず、①浅草地域の現状分析としまして、現行のビジョンの効果を検証させていただきます。同時に、上位計画、関連計画の確認、土地利用や道路状況などの現況に係る基礎調査を行いまして、②の課題を抽出し、それを整理しまして、③まちづくりの方向性を検討してまいります。さらに、回遊性の強化のために、④他の地区との連携としまして、上野地区、また、墨田区などとの回遊性についても検討していきたいと考えてございます。図に示してございますのは、検討対象の区域でございまして、濃い目の影をつけたエリアで詳細な基礎調査を実施していきたいと考えてございます。続きまして、検討に当たりましては、(4)に記載のとおり、令和3年度には地域の方々、また、学識経験者、関係機関などから成る委員会等を設置して進めていきたいと考えてございます。
項番4、予算額につきましては、記載のとおりでございます。
項番5、今後の予定でございます。来年度の予算をお認めいただきましたら、基礎調査を実施しまして、まちづくりの方向性を検討しまして、翌令和3年度に検討委員会等を設置し、令和4年度以降になりますが、新しいまちづくり総合ビジョンの策定を行っていきたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
続きまして、鶯谷駅周辺まちづくりの検討についてご説明いたします。資料11をごらんください。
項番1、まちづくりの検討の目的でございます。こちらにつきましても、昨年度末に策定されました都市計画マスタープランにおきまして、鶯谷駅周辺を含む根岸・入谷地区につきましては、まちづくり推進重点地区に位置づけられてございまして、防災性の向上、また、都市基盤施設の整備などの課題が示されてございます。これらの課題の解決策を示し、魅力あるまちづくりの方向性を明確にしていくこととしてございます。
項番2、これまでのまちづくりに係る経緯についてでございます。平成18年度に地元町会等によりますまちづくり協議会が発足されまして、翌年度から区からまちづくり相談員の派遣を行ってございます。平成27年度で協議会中心の活動が休止となってございますが、この10年間の活動期間中、協議会と区で協議しながら、2カ所の自転車駐車場の開設、また、凌雲橋のエレベーターの整備を行うなど実績を上げているところでございます。
裏面をごらんください。項番3、来年度予定している基礎調査の内容でございます。まず、①駅周辺の現状分析としまして、上位計画、関連計画の確認、商業、経済状況、また、公共、公益施設の状況、そして、土地利用や道路状況など、現況に係る基礎調査を行いまして、②の課題を抽出し、それを整理して、③のまちづくり方向性を検討してまいります。図に示しておりますのは、検討の調査対象区域でございまして、まず、濃い目の影をつけた部分、この部分を駅周辺まちづくりエリアに設定してございまして、このエリア、鶯谷駅を基点としまして、JRの線路から北東側に位置する言問通りを越えまして、根岸一丁目の全域、根岸二丁目、三丁目の一部の区域内において、基盤整備も含めたまちづくりの検討を行っていきたいと考えてございます。また、薄い影をつけたエリア、こちらを回遊性の向上エリアに設定してございまして、このエリアにつきましては、鶯谷駅を拠点としまして、上野の杜を含めて、広域的な回遊性を向上させるための検討を行っていきたいと考えてございます。また、具体的には、まず、鶯谷駅の南口でございますけれども、JRの線路上にかかる凌雲橋のかけかえの動き、これはこの後、ご報告がありますが、来年度、概略設計に着手する状況になってございます。このような状況を契機としまして、南口を根岸のまちと上野の杜の玄関口として、言問通りから凌雲橋までの間の沿道部分を整え、シンボル的な地区を構成するなど、そういった検討を今後していきたいと考えてございます。
項番4、予算額につきましては、記載のとおりでございます。
項番5、今後の予定でございます。来年度予算をお認めいただきましたら、基礎調査を実施して、まちづくりの方向性を示し、翌令和3年度に地域との意見交換を開始しまして、構想案を具体化していければと考えてございます。そして、まちづくり協議会の活動、また、地元勉強会を介して、令和4年度以降になろうかと存じますが、まちづくりビジョンの策定を行っていきたいと考えてございます。
説明が長くなりました。以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長 初めに、
市街地形成の誘導・規制方策に係る状況調査の結果について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 都市計画マスタープランに基づきまして、このように状況調査、しっかりとやっていただいて評価したいと思うんですけれども、ただ、ちょっと気になるのが、平成28年度以降ですね、特に北部については、この認識でいいのかなというのが気になるところであるんですが、大分ここ数年、地域の事情も大きく変わっているとは思うんですけれど、その辺につきましては、いかがでしょうか。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 今回、調査のデータとしては、委員ご指摘のとおり、28年度までのデータで分析してございまして、確かにその後の住宅の建設とか、人口の状況というのは少し状況が変わっているところがあろうか、その後ちょっと補足して分析したところ、まず、住宅の建築戸数につきましては、その後もマンション等の建設というのが大分伸びている状況はこちらとしても数としては確認してございます。28年度から29、30年度が結構、500戸以上の住宅の戸数がふえているということで、そういった状況が見えてございます。また、人口の推移につきましては、平成31年1月時点ですけれど、そこの時点が人口減少の底というか、そこまでは減少傾向があるんですけれども、ことしの1月に入りまして、若干人口がふえていると。それは多分マンションの建設に伴う人口増ということで、少し回復の傾向という兆しが見えているのかなという状況はこちらも感じてございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 確かにこの資料、別紙の2ページのように、平成7年以降、私の年代でいえば30代、40代の年代ですけれども、収入が落ちついてきて、私の友人、先輩、後輩も家を持つのに当たって、区外に移動したり、そのようなことを肌で感じつつ、ここ数年は、課長がおっしゃったように、やはりマンションがふえていく中で、ファミリー世帯も含めて、地域的にはふえているのではないかなということも肌で感じているところでございます。それらを踏まえながら進めていっていただきたいなとは思うんですけれども、もう一つお伺いしたいのが、今後、来年度ですね、実効性の検討を進めるに当たって、ケーススタディーというのを実施されるということですけれども、これはどのような内容のものですか。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 こちらのケーススタディーにつきましては、先ほど土地利用の区分の方針が幾つか、エリアが示されてございますけれども、そういった中から幾つかの地域を抽出しまして、そこで一定の街区を設定させていただいて、現況の市街地にまちづくりのルール、例えば地区計画とか、ほかの都市計画的な手法を当てた場合に、どのように変化するのか、そういう複数のルールパターンを検証しながら、幾つか複数のメニューをつくっていくというイメージでございます。例えば地区計画、まちづくりの条例、自主ルール、そういったものが想定されるかなと思います。そういったメニューを今後整えて地域の方にお示ししながら、その地域にふさわしいまちづくりはどのような形があるかというのを提示していきたいと考えてございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 地域の人たちに幾つかのパターンというか、メニューを提案していくという、紹介していくという認識でよろしいんでしょうか。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 来年度、ケーススタディー、シミュレーションをつくって、その後になろうかと思いますけれども、地域の方と協議をしながら、地域のまちづくりのルールのあり方を検討していきたいと考えてございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 評価しておりますので、しっかりと進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
浅草地区まちづくり検討について、ご質問がありましたら、どうぞ。
松村委員。
◆松村智成 委員 この浅草のまちづくり検討についてで、これまでの資料ややりとり全て見させていただいております。資料にあります進捗状況の中で、交通結節点の再整備、都市機能再生ゾーン街並み整備、花川戸地区の2事業が未着手ということで記載がございます。ご存じの方もいるかと思いますが、私、生まれ育って46年、花川戸で生をうけ、住ませていただいておりまして、実はこの花川戸のこの地区は、別に決して協力しないというわけではなく、実はこれまでいろいろなことがちょっと重なってきてしまったんですね。例えば台東区の浅草東参道二天門防災船着き場とか、隅田公園Bゾーンの改修工事について、ここは、当初、近くに水上バス乗り場があったり、また、当初の計画では、隅田公園の遊具を半分にし、公衆トイレや船着き場の休憩所が計画されるなどの話が出て、近隣住民や地元、浅草小学校PTAにより反対されたと。また、静かな住居を目的であの地域を買われた方がいる中で、隅田公園のBゾーンの改修工事、ステージの作成については、やはり反対意見が多かったというのもございました。これ自体はたび重なる話し合いが行われ、事業自体は完了し、何とか現在は防災船着き場は水辺ラインの船着き場としても活用されておりますし、定期船は、当初話がなかったものの、しばらく保留にはなりましたが、現在は町会の協力もあり、定期船が乗り入れているという状況です。それから、隅田公園のオープンカフェテラスというのもございました。これも長らく協議が行われ、地元住民とともに、隅田公園オープンカフェ協議会が発足され、現在は定期的に話し合いが行われております。結論を申しますと、現在は地元住民や関連町会との関係性もよく進んでおりますが、やはりここで気になる部分が、事前の連絡が余り花川戸地区に届いていなかったような印象の話を聞いております。実は、平成19年の協議会の内容やまちづくり検討委員会のメンバーもろもろに、それはけちをつけるつもりはないのですが、やはり観光に特化した形の人員でのメンバーをかなりお見受けしたんですね。あと、そうなると、観光を目的としたまちづくりだけをやられてしまうと、やはり花川戸の人たちのアレルギー的なものというのが実際あったというのは正直ございます。この花川戸地区というのは、恐らく花川戸一丁目町会、花川戸二丁目町会、浅草馬道一丁目町会というところになろうかと思いますが、公共事業には決して協力しないわけではなく、少なからずアレルギーがあるように感じられます。これまでの経緯見ますと、浅草地域まちづくり検討委員会の意向や、先ほど申し上げたとおり、花川戸に聞こえてこないというのがやはり最大のこれまでの欠点というか、問題だったように感じられますので、今後、総合ビジョンの作成については、前回以上に告知や連絡の徹底、そして、当該町会の方々の声がきちんと聞けるような体制をお願いしたいと思いますが、今後の検討委員会のメンバー策定と申しますか、その辺については、そういった希望というのは聞いていただけるものでしょうか。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 前回の平成19年のまちづくりビジョンの策定の際、観光関係の団体も当然入ってございますけれども、町会関係のメンバーというのも多々入ってございます。まちづくり、やはり地元の町会等のそういった協力というのはどうしても必要になりますので、そういったところは事前の周知は当然必要だと我々も考えてございますし、改めて地元町会の方、地域の方の意見をいただくような、そういった仕組みで今後策定を検討していきたいと考えてございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 はい、かしこまりました。課長のすばらしい答弁、感謝申し上げます。ぜひ今後ともよろしくお願いします。以上です。
○委員長 いいですか、浅草。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、鶯谷、入谷
周辺まちづくり検討について、ご質問がありましたら、どうぞ。
河井委員。
◆河井一晃 委員 浅草同様、まちづくり推進重点地区ということで、資料裏面のエリアですね、駅周辺まちづくりエリアと回遊性向上エリアというふうに二つに分かれているんですけれども、ちょっとこの違いがどういうことなのかあれですけれど、ここで旧坂本小学校跡地が回遊性向上エリアとなっていまして、華学園のところは、そこは駅周辺まちづくりエリアになるのかな。今、旧坂本小学校跡地からいろいろな陳情とか、地区の要望もさまざま出ているようではありますが、ここ、旧坂本小学校跡地を駅周辺まちづくりエリアに組み込むようなことはできるのかできないのか。ただ、旧坂本小学校跡地がこの②の回遊性向上エリアになっていることで、何か違いがあるのか、あえて外しているのか、ちょっとその辺を確認させてください。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 先ほどちょっと資料の説明の中で、説明が不十分になった場面があったかと思いますけれど、まず、今回の調査の目的は、一つは、凌雲橋のかけかえというのが、いわゆる協議が調ってきて、ある程度見えてきたというところで、それにあわせて市街地を整えていこうという考えでエリア的には絞った形で、駅のそれぞれの出入り口の部分を基点としたまちづくりというのをまず考えていこうと思って、それに伴ってそれに必要な都市基盤とか、土地利用のあり方ということで、こういった濃いエリアの部分と考えてございます。それ以外に、駅を中心とした回遊性、いろいろな資源だったり、歩きやすい歩行者空間というのもあろうかと思いますけれども、そういったものも当然まちづくりは必要でございますので、そういったもので薄い部分で広く見てございます。このエリアを街区できっちり整えた形ではなくて、ある程度ぼんやりしたイメージ、まちづくりはどうしても連担しますので、そういったまず一つは、先ほどのポイントを絞った部分の基盤整備、それのあり方を含めて、周辺、どのようにまちづくりしていくかということで、調査の結果、まちづくりの範囲というのは多少幅を持ってやっていきたいと、そのように考えてございます。
○委員長
河井委員。
◆河井一晃 委員 一応、旧坂本小学校跡地は地元の方もすごく注視しておりますので、この辺一帯を入れて考えて、今後、計画していただければなと思っております。以上です。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 この鶯谷駅周辺ということで、実は近隣の町会の方からお声をいただきまして、実はこれからお話しする内容は、さきの交通対策・地域整備特別委員会のバリアフリー基本構想と一部重複する部分もありますが、委員会が違いますので、あえてお話しさせていただきます。
駅の周辺と申しますか、今回、特にお声が多かったのが、鶯谷駅自体の、鶯谷駅の北口の件が特に強く言われました。実は、現在、山手線29駅ある中で、JRの職員が配置されていない自動改札のみの改札というのが、ここだけであるというお話がありまして、ここの内容自体は、恐らく運営自体はJRになりますから、直接台東区はどうこうは難しいかもしれませんが、ぜひ台東区民の利便性を考えたときに、やはり改札に人がいないということ自体がちょっと不安であるというお声を数多く聞いております。近くには外国人用の日本語学校が何カ所かあるということで、以前よりは恐らく使用頻度も上がっているのではないかというお声とともに、まず、一番問題なのがバリアフリーの対応がなされていないという使用者の方からの声がありました。現在、インターホンが設置はされておりますが、車椅子の人が来た場合、そのインターホンで南口へご案内されるということですね。車椅子の方がせっかくそこまで来たのに、大きく南へ、南口へ回らなくてはいけない、余りの利便性の悪さという声をやはりかなり聞きました。それと、北口から入場した場合、階段しかなく、エスカレーターとかも何もない状態で、余計にご年配の方々が北口を使うのをちょっと警戒と申しますか、敬遠されるということが見られるということです。台東区からも強く区民の利便性や安全面、バリアフリーの観点から、JRに申し入れていただくことというのはできるのでしょうか。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 この件につきましては、先日の交通対策・地区整備特別委員会でもありましたけれども、区民の方からもそういった意見、区にいただいているのは実態でございまして、その都度、JRにもそういった意見があったと提供しています。また、今後バリアフリーの基本構想を新たに策定していきます。その際にも当然この鶯谷駅の北口のバリアフリーというのは課題になってございますので、そういったものをJRさんと協議しながら、早期実現に向けて、どのような形でやるのかと協議させていただきたいと思ってございます。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 では、ぜひ台東区民のためによろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 これも鶯谷駅周辺まちづくり協議会が立ち上がって、10年間の間にこれだけの自転車駐車場と、あとエレベーターの施工と、実績があったんですけれども、私はちょっと当時のことをもう一度確認させていただきたいんですが、これだけ相談員も派遣されて、そして部会も三つ立ち上げて、この活動休止に至った経緯というのを、もしわかる範囲内でお聞きできればなと思います。そして、もう一つは、この10年間のまちづくり協議会の中で何かまちづくりのルールとか、今後の方向性みたいなのが何か出たのかなというところをまずお聞きしてよろしいでしょうか。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 まず、まちづくり協議会は平成27年で活動休止と、一応レポートが上がってございまして、その時点ではある程度実現した、先ほどの例えば自転車駐車場、凌雲橋エレベーター竣工、そういった実現した事業がある一方で、さらに新たな目標というのを掲げるところが余り協議会の中で出てこなかったというところで、一旦ここで状況を見て中止しましょうというような、そんな形になってございます。そのときに、協議会として、テーマと掲げていたのは、三つの柱がありまして、まず、駅周辺のバリアフリー化、先ほど北口の状況ですね、そういったものもありますし、あとは、防災面というところですね。それとあとは、景観的な視点の環境という、こういったテーマで協議会の中では検討してきたというところでございます。これに向けて、具体的には、駐輪場だったり、エレベーターのバリアフリーだったり、そういったものが実現してきたというところでございます。また、なかなか景観のところについては、無電柱化とか、いろいろ検討した経緯はあるんですけれども、それはなかなか実効性、実現がその時点ではまだ見えなかったと、そんな結果になってございます。
○委員長 中村委員。
◆
中村謙治郎 委員 ありがとうございます。今後、令和2年度に基礎調査の実施ということで、これは行政が主体で進めていくと思うんですけれども、やはり先ほど松村委員からもありましたように、平成20年にまちづくり特別委員会で採択されている北口のエレベーター、エスカレーターの設置というのも地元の皆さんは非常に待ち望んでいる部分でもございますので、ぜひこの駅周辺地区の現状分析をしていく中でも、地域の皆さんの声をできるだけ聞きながら進めていっていただきたいと思います。
あと、ごめんなさい、最後にもう一つ、この活動が休止になったことをご存じでない方が結構町会の方でもいましたので、その辺もこれから完全に周知できるようにしていっていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
○委員長 よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
私、先ほど、鶯谷駅周辺ではなく、鶯谷、入谷とちょっと言ってしまったみたいですが、入谷もここには重点地区と入っていますので、そういった広域でぜひ考えていただきたいなとお願いします。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
上野地区まちづくり推進について、地域整備第一課長、報告願います。
◎浦里健太郎 地域整備第一課長 それでは、
都市づくり部、7番、
上野地区まちづくり推進についてご報告いたします。事前資料1をごらんください。
項番1、上野地区まちづくりビジョンについてです。(1)策定の背景と目的です。おおむね20年後の状況を想定し、2040年代ごろの上野の将来像と取り組みの方向性を示すビジョンを策定するものでございます。(2)検討経過です。昨年、第4回定例会の本委員会にご報告後、中間のまとめについてパブリックコメントを実施するとともに、都市計画審議会などにご報告してまいりました。
(3)ビジョン中間のまとめに対する各所からの主な意見と対応です。恐れ入りますが、別紙1をごらんください。各所からの主なご意見と、それに対するビジョンの変更点を表面と裏面にまとめてございます。詳細につきましては、後ほど別紙3のビジョン(案)でご説明いたします。
恐れ入りますが、最初の表紙にお戻りください。(4)パブリックコメントの実施結果です。別紙2のパブリックコメントの実施結果をごらんください。①実施概要です。意見受け付け期間は、記載のとおりで、意見受け付け件数は6人、19件でございました。②提出されたご意見と区の考え方です。主な点をご説明いたします。番号の1、2につきましては、上野で住む人への配慮やまちづくりの主体に関するご意見です。2につきましては、まちづくりの主体としての町会連合会について、居住者全体の代表例として表記いたしましたが、ビジョン24ページにございますとおり、多様な主体の協働によるまちづくりの推進において、町会連合会、商店街連合会の表記に住民と商業者を加え、記載を変更いたしました。恐れ入りますが、裏面、2ページをごらんください。次に、3につきましては、地域コミュニティの強化に関するご意見でございます。次に、4につきましては、まちの価値を再考し、計画をしっかり進めてほしいというご意見です。次に、5、6、8、9につきましては、杜の取り組みについて、緑や水を大切にし、まちの歴史、文化を発信することで、杜のにぎわい向上やイメージアップにつなげてほしいというご意見でございました。少し戻り、7と11につきましては、ハイクオリティなまちの環境創出やにぎわい向上に関するご意見です。次に、10、15につきましては、防災力の向上などに関するご意見です。次に、13、14につきましては、エリアマネジメントに関して多様な主体の参画を得て、意見を酌み取れる体制を構築してほしいというご意見です。次に、16、19につきましては、基盤整備など、ビジョンの将来像の早期実現を目指してほしいというご意見です。少し戻りまして、17、18につきましては、バリアフリーの推進や景観の向上、そして、まちの生活環境の向上などに関するご意見でございました。以上のとおり、いただいたご意見につきましては、ビジョンに対しておおむねご賛同いただく内容でございました。区の考え方につきましては、全体を通じ、ビジョンにお示しした取り組みの実現に向けて、多様な主体の皆様と着実にまちづくりを進めていくなどの回答にさせていただき、記載してございます。なお、回答欄に記載のページ番号につきましては、この後、ご説明する別紙3のビジョン(案)のページでございます。
恐れ入りますが、最初の表紙にお戻りください。(5)ビジョン(案)の内容です。恐れ入りますが、別紙3でご説明させていただきます。各所からのご意見を反映した案でございます。別紙3の7ページをごらんください。7ページ、当委員会でご指摘いただいた横文字表現が多いというご意見を踏まえ、ページの中段において、パブリックスペースに公共空間と注釈をつけ、さらに、11ページになりますが、その下段に、プレーヤーの説明を追記いたしました。13ページをお開きください。ここでは、イメージ写真を差しかえ、写真に場所や施設の紹介見出しを追記いたしました。次に、14ページにつきましては、方針図余白にUENOYESや袴腰広場などに関する注釈を追記いたしました。加えて、方針図中、JR上野駅入谷口の名称を追記するとともに、歩行者ネットワークの矢印の表示を追記いたしました。次に、17ページをごらんください。ページの下段、杜まち2の①の表記の一部を「駅の正面性を活かした」に変更いたしました。18ページをごらんください。杜まち4につきましては、「国際都市に相応しい」に表現を変更いたしました。21ページ、22ページをごらんください。(4)上野地区全体の取り組みにつきましては、イメージ写真の一部を差しかえました。24ページをごらんください。ページの上段、(2)のまちづくりの推進体制についてですが、多様な主体の協働によるまちづくりの推進について、パブリックコメントのご意見を踏まえまして、町会連合会、商店街連合会にそれぞれ住民、商業者を追記いたしました。25ページ、26ページをごらんください。検討に当たっての体制や経緯、策定委員会などの構成を掲載いたしました。
恐れ入りますが、最初の表紙、裏面にお戻りください。(6)今後の予定でございます。本委員会ご報告の後、3月26日開催予定の都市計画審議会にご報告の上、3月末のビジョン策定を目指してまいります。
次に、項番2、今後の
上野地区まちづくり推進についてです。(1)まちづくりの実現に向けた取り組みです。ビジョンの実現に向けた多様な主体との継続的な協議、調整やまちづくり誘導方策の検討など、短期、中期、長期にわたっての取り組みを推進してまいります。①
上野地区まちづくり推進会議の立ち上げです。多様な主体との協議、調整やその進捗を管理するため、
上野地区まちづくり推進会議を設立いたします。また、専門部会として駅周辺の基盤整備方針の整理や事業化に向けた検討など、まちづくりの実現に向けた取り組みを推進するため、基盤整備推進部会、まちづくり推進部会を設置いたします。②まちづくり誘導方策の検討です。ビジョンの実現に向けて、上野地区の景観形成上の諸条件や特性など、まちづくり誘導方策の検討を実施してまいります。(2)予算額(案)としては、記載のとおりでございます。(3)今後の予定です。来年度の予算をお認めいただいた後に、令和2年度につきましては、まちづくり推進会議などの立ち上げや各事業者との協議、調整を推進するとともに、まちづくり誘導方策の検討調査を実施してまいりたいと考えてございます。
ご説明が長くなり、恐縮でございます。ご報告は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
密集住宅市街地整備促進事業に係る用地の取得について、地域整備第三課長、報告願います。
◎遠藤成之 地域整備第三課長
密集住宅市街地整備促進事業に係る用地の取得についてご報告いたします。資料12をごらんください。
項番1、本事業の事業概要については記載のとおりでございます。
次に、項番2、用地の取得についてです。谷中五丁目地区における防災生活道路A路線、通称、六阿弥陀通り沿いの用地を取得し、資料記載のような整備を予定しております。
裏面をごらんください。今回の取得箇所は、下の図の1カ所でございます。住所が谷中五丁目10番13号で、取得面積は約117平米でございます。現在はアパートが所在しているところでございます。
表面にお戻りください。次に、項番3、今後のスケジュールでございます。2月28日の企画総務委員会で経理課からご報告をした後、財産価格審議会の答申を得て、取得金額を確定、年度明けの4月を目途に土地の売買契約を締結する予定でございます。
ご報告は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 用地の取得で、報告いただいた内容ですと、今後道路の拡幅とともに、ポケットパークを整備ということになっているんですが、この辺の周辺地域ですね、私も事業として、事業ではないか、評価しているのがシェアサイクル、台東区内ですね、うまく活用して、どんどん今広げていっていただいているところですけれども、この周辺、ポートがないような気がするんですが、ポケットパーク整備で構わないんですが、一部ポートに活用というのは検討の余地があるんでしょうか。
○委員長 地域整備第三課長。
◎遠藤成之 地域整備第三課長 本事業につきましては、タイトルにもございますが、
密集住宅市街地整備促進事業ということで、国等の補助を受けてやっている事業でございますので、今、委員からご提案のあった内容については、今のところ予定してございません。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 では、先々、地域の方の声を聞きながら、可能であれば、1台でも2台でもつくっていただければ、シェアサイクルの回遊性にも……
○委員長
交通対策課長行きますか。
◆寺田晃 委員 よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 よろしいですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、マンションの
適正管理等を促進するための取組方針の策定について及び住宅確保要
配慮者向けの
入居相談窓口の開設について、
住宅課長、報告願います。
◎飯野秀則
住宅課長 それでは、初めに、マンション
適正管理等を促進するための取組方針の策定についてご説明いたします。恐れ入ります、資料14をごらんください。
項番1の目的ですが、区民の主要な居住形態として、マンションは広く普及しており、都市や地域社会を構成する重要な要素になっております。実態調査において、良質なマンションストックを形成し、安心して生涯を通じて生活をしていく上での居住環境整備等の課題が明らかになりました。今後、国や東京都の動向も踏まえ、マンションの管理不全を予防し、適正な管理等促進を図るための取り組み方針を策定するものでございます。
項番2のこれまでの検討状況でございます。今年度、庁内検討会において、課題の整理や施策の方向性等の検討を進めてまいりました。令和2年度においても引き続き検討を進め、施策の方向性に沿って具体的な事業の検討を進め、10月を目途に取り組み方針を策定いたします。ただし、早期に実施すべき事業については、令和2年度から実施してまいります。
恐れ入ります、別紙1をごらんください。課題の整理と施策の方向性についてでございます。大きく三つに課題を整理しております。初めに、左側の課題①、良質なマンションストック形成のための維持管理等では、建物の老朽化や居住者の高齢化が進んでおり、二つの老いへの対応や管理意識の啓発、管理状況に応じた情報提供や老朽化マンションの大規模改修、建てかえ等の実施が求められております。矢印の下になりますが、施策の方向性といたしまして、1)のマンションの適正な管理体制づくりの促進では、管理状況の把握や管理組合の設立支援などを、2)のマンションの長寿命化に向けた適正な維持管理の促進では、管理組合による計画的な維持管理や再生に係る啓発・支援などを行ってまいります。次に、真ん中になりますが、課題②の安心・快適な生活が維持できる居住環境の整備では、快適に住み続けられる支援を初め、住宅宿泊事業への対応や環境への配慮、災害時におけるマンションの安全性の向上が求められております。施策の方向性といたしましては、1)の快適に暮らせる住まいづくりでは、建物のバリアフリー改修支援や居住者の健康づくり等の支援を、2)の省エネや環境に配慮したマンションストック形成では、再生可能エネルギーの導入などの支援を、3)の災害時にも安心して暮らせるマンションストックの形成では、耐震診断や耐震改修支援、防災資機材の設置支援などを行ってまいります。次に、課題③、地域コミュニティ形成と住環境の向上では、マンション周辺を含めたコミュニティ力の強化や、マンションと地域との連携、マンション周辺と一体となったマンション再生の促進が求められております。施策の方向性といたしまして、1)のマンションと地域の交流促進では、防災訓練の実施など、マンションと町会が連携した取り組みの支援を、2)のマンションの再生を契機とした地域の住環境の向上では、適切な手法によるマンションの再生と周辺地域の住環境の向上を図るための支援を行ってまいります。
恐れ入ります、別紙2をごらんください。令和2年度の主なマンション関連事業でございます。課題ごとに整理しておりまして、庁内横断的な事業を位置づけてございます。都条例に基づくマンションの管理状況の届け出を初め、管理組合の設立支援やマンション総合ガイドブックの作成、家庭用蓄電池の設置助成やマンションと町会の防災訓練など、新規、充実事業を位置づけております。
恐れ入ります、資料の1枚目にお戻りください。項番3の令和2年度の予算額案でございます。別紙2の住宅課のマンション施策関連予算といたしまして、歳入が183万円、歳出が645万4,000円を計上してございます。
項番4、今後のスケジュールでございます。令和2年第2回定例会に取り組み方針の中間のまとめ案のご報告をさせていただきます。その後、6月下旬からパブリックコメントを実施し、第3回定例会で最終案を報告いたします。10月の策定を目指してまいりたいと思います。なお、策定いたします取り組み方針につきましては、令和4年度の改定を想定しております台東区住宅マスタープランへの反映を検討しているところでございます。
説明は以上でございます。
続きまして、住宅確保要
配慮者向けの
入居相談窓口の開設についてご説明申し上げます。恐れ入ります、資料15をごらんください。
入居相談窓口の開設に向けては、昨年、居住支援団体や不動産関係団体などから成る台東区居住支援協議会において検討を進めてまいりました。
項番1、目的でございます。住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律に基づき、高齢者や障害者、ひとり親世帯などの民間賃貸住宅への円滑な入居を図るため、
入居相談窓口を設置し、物件の情報提供や相談業務を実施するものでございます。また、高齢者等の世帯が住みなれた地域で、安心して暮らし続けることができるよう、居住支援団体や不動産関係団体などと連携し、居住支援を行うものでございます。
項番2の対象となる世帯でございます。区内に居住し、住宅探しに困窮している高齢者や障害者、ひとり親世帯などが対象となります。
項番3、実施内容でございます。開設時期は、令和2年3月から実施してまいります。相談日時は、原則、毎週金曜日、事前予約制で実施いたしますが、相談者の状況に柔軟に対応してまいりたいと考えております。相談の場所等は、記載のとおりでございます。
次に、項番4、周知方法でございます。広報たいとうや区公式ホームページを初め、PR用リーフレットを作成し、居住支援団体や不動産関係団体などを通じて周知を図ってまいります。
恐れ入ります、裏面をごらんください。項番5でございます。相談から入居までの主な流れは記載のとおりとなってございます。
入居相談窓口の開設についての説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 初めに、マンションの
適正管理等を促進するための取組方針の策定について、ご質問がありましたら、どうぞ。
寺田委員。
◆寺田晃 委員 こちらも、非常に期待する事業の一つであるんですけれども、所管の課長として、必要だからこそ事業にしていくわけですけれども、どのように実効性のあるものにしていくか、ご答弁いただきたいんですけれど。
○委員長
住宅課長。
◎飯野秀則
住宅課長 やはり区内の住戸の8割が共同住宅というところでございまして、今後適正な管理をしていく必要性がどんどん増していると考えております。この取り組み方針を策定するに当たりましては、方向性だけではなく、具体的な事業も位置づけていきたいと思っております。その後は、令和4年度を予定しております住宅マスタープランの反映に際しましては、具体的な目標なども位置づけていきたいと考えてございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 しっかりとした計画をつくっていくことも大事ですけれども、やはりどんどんマンションの住民の方にご理解いただいて、活用していっていただければと思うんですが、要望として、ガイドブック、もちろんわかりやすく、この別紙2の新規事業も物すごくそれぞれ期待させていただきたいものですけれども、それぞれ連絡方法とか、わかりやすくしていただきたいのはもちろんのことですが、今、課長からご答弁いただいた中で、いわゆるマンションの再生セミナー、この辺でやはりPRしていくのかなって、別の委員会で防災セミナーと抱き合わせでと報告いただきました。課長が熱くなって、台東区のマンション管理、適正に進むように期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長
河井委員。
◆河井一晃 委員 いろいろマンションと町会とのつなぎ役を取り組みいただいてありがとうございます。1点ですけれど、ハンドブックにマンション居住者を対象としていろいろ作成、施策はしていて、その中に防災団に加入しましょうとかいう、そういう文言があるかと思うんですけれど、その中で、ちょっと強制は難しいかなと思うので、例えば一つの大きなマンションに対して、1人、2人ぐらいは防災団に加入してくださいとか、そういった推奨項目とか、数値とか、そういうのが設定できればなという……
○委員長 危機・
災害対策課長。
◎飯田辰徳 危機・
災害対策課長 今、マンションの方に対して、1人か2人でも防災団の加入を、ということですけれども、やはり任意団体ということでございますので、なかなか強制するのは厳しい部分があります。なので、我々としましては、来年度、環境・安全安心特別委員会も報告させていただきましたが、集合住宅の防災ハンドブックを来年度策定していきます。そういった内容の中で、できる限り各マンションで防災活動ができるように、そして、地域と連携できるように取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと存じます。
○委員長
河井委員。
◆河井一晃 委員 ありがとうございます。町会も大きなマンションに対して、誰に言っていいのかわからないという、そういったいろいろな側面もありまして、区から1人推奨とか、2人推奨とかって言ってくれれば助かる、私どもも勧めやすくて話を通す相手も見えてくるので、その辺で連携が図るのではないかなと感じたので、ちょっとできれば検討していただければと思います。よろしくお願いします。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、住宅確保要
配慮者向けの
入居相談窓口の開設について、ご質問がありましたら、どうぞ。
松村委員。
◆松村智成 委員 ちょっと質問させてください。対象となる世帯についてです。高齢者世帯のところで、高齢者のみの世帯、または、高齢者と18歳未満の児童のみの世帯という項目がございます。仮に50代とか40代の方で孫を引き取らなければならないといったケースが生じた場合というのは、この対象にはならないんでしょうか。
○委員長
住宅課長。
◎飯野秀則
住宅課長 住宅セーフティネット法に該当します住宅確保要配慮者という位置づけにはならないとは思いますが、そういったことで、住宅を貸していただく不動産屋さんに拒まれた場合は、ご相談いただければとは思っております。
○委員長 松村委員。
◆松村智成 委員 かしこまりました。ありがとうございます。またちょっと若い世代で孫を引き取って育てる云々というケースもいろいろ最近生じておりますので、またその節はよろしくお願いします。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 こちらにつきましても、本当に期待する事業の一つでございますけれども、ちなみに、現状で区内事業者さん、どれぐらいご協力いただけるか。あわせて、台東区内、
不動産業、事業者総数ですね、どれぐらいあるのかなと、参考に聞かせてください。
○委員長
住宅課長。
◎飯野秀則
住宅課長 現在ご登録いただいて、ご協力いただける不動産の店舗数ですが、残念ながら、20店舗というような状況になってございます。ご質問にありました区内の不動産屋の店舗数でございますけれども、宅建協会や不動産協会に登録している店舗は500店舗以上あるというような状況でございます。
○委員長 寺田委員。
◆寺田晃 委員 20事業者ということですけれども、ここ数日だけでも、報告聞かせていただきながら、少しずつふえているんだなと評価させていただきます。課長が努力されてやっていらっしゃっていて、台東区内、たくさん住宅でお困りの方がいらっしゃいます。やればやるほど喜んでいただけると思いますので、よろしくお願いします。
ちなみに、これ、対象者が65歳以上、高齢者ですね。年齢がお年をとればとるほど難しくなっていく状況の中ですので、仮に65歳以下の方でも柔軟に対応して、ご相談に来ていただいて、すぐ決まるというのはなかなかないと思いますし、できるだけ対応していただければと思います。これは要望でお願いいたします。以上です。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 松村委員や寺田委員も言っていたように、住宅を探すのに困窮しているという方は、ここに書いてある方はもちろんですけれど、例えば若い世代においても、さまざまなことから住宅探しに困窮している方がいるので、それは先ほど出た意見のようにやっていただきたい、しっかりと柔軟に対応していただきたいというものがあります。
また、周知の方法で、広報たいとうやホームページなどに載せると言っております。こちら、すばらしい制度だと思いますので、広報たいとうにしても、結構紙面を大き目にとって、今度からこういう制度ができるからというのを大々的にやってほしい。また、ホームページにしても、来年度リニューアルを検討しているような予算も出ていますけれども、わかりやすく、大きいバナーをつくるとか、トップに大体常日ごろ載っているような、非常にわかりやすく周知する。また、区の公式のツイッターなどでも定期的に区内で住宅をお困りの方はここまで連絡くださいみたいな形で、せっかくいい制度でもやはりそれを利用する方たちが知らなければ意味のないものになってしまいますので、そういったことをやってほしいというのが要望としてあります。また、今後、連携する不動産屋をふやす、また、さらに一歩踏み込んで、また空き家活用やマンションの空き室活用といった、そういった面も研究していただいて、よりよい制度にしていっていただければと思います。こちら、要望です。
○委員長 広報戦略は、年代等、ちゃんとありますので、高齢の方はどちらかというとツイッターとかより紙ベースかなと思いますので、そういうところもご配慮いただければと思いますね。
ただいまの報告については、ご了承願います。
昼食の時間ですが、このまま進めさせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区無
電柱化推進計画について、浅草一丁目及び谷中三丁目における無電柱化推進について及び凌雲橋の架け替えについて、
土木課長、報告願います。
◎齋藤洋
土木課長 それでは、台東区無
電柱化推進計画についてご報告いたします。事前資料2をごらんください。
本計画については、昨年12月の本委員会に中間のまとめをご報告し、その後、パブリックコメントを実施しております。本日は、計画の最終案としてご報告するものでございます。
項番1、パブリックコメント実施結果でございます。1枚おめくりいただき、別紙1をごらんください。受け付け期間、受け付け場所については、記載のとおりで、お一人から三つのご意見がございました。いただいたご意見は、明確に目標を掲げること、無電柱化の範囲を広げることや期間の短縮を検討すること、クラウドファンディング等を活用して財源を確保することと、無電柱化を積極的に進めてほしいという内容でございました。パブリックコメントによる計画の変更はございませんが、いただいたご意見にも留意しながら取り組んでまいりたいと考えております。
事前資料にお戻りください。項番2、中間のまとめからの主な変更点でございます。本計画で今後無電柱化整備の検討が必要な路線として位置づけている無電柱化検討路線に、土手通り、馬道通りを追加いたしました。
別紙2、計画案の20ページをごらんください。黄色の線で示した道路が無電柱化検討路線ですが、言問通りから明治通りにかけて、土手通り、馬道通りを追加いたしました。また、27ページ以降に巻末資料として無電柱化に関する資料や用語の説明等を追加しております。
このほか、文言等の修正を行い、取りまとめたものが項番3の台東区無
電柱化推進計画案となっております。
事前資料にお戻りください。項番4、今後の予定でございます。本委員会でご了承いただいた後、3月下旬に計画を発行し、広報たいとうや区ホームページなどにより周知する予定でございます。
台東区無
電柱化推進計画についてのご報告は以上でございます。
続きまして、浅草一丁目及び谷中三丁目における無電柱化の推進についてご報告いたします。資料17をごらんください。
項番1、目的でございます。これまで無電柱化の調査を進めてきましたが、来年度は予備設計により課題や与条件の整理を行うものでございます。
項番2、箇所ですが、対象路線につきましては、それぞれ太線で示しております。浅草一丁目は、浅草公会堂周辺の3路線、谷中は、谷中防災コミュニティセンター西側の1路線です。
項番3、主な内容でございます。これまでの調査結果をもとに、東京電力やNTT等の占用企業者と調整を進め、配線計画図や概略平面図等の更新を行います。あわせて、電線共同溝の整備に支障となる水道管やガス管などの地下埋設物の移設についても検討いたします。そのほか、記載の調査を行います。
項番4、期間、項番5、予算額(案)、項番6、今後の予定は、記載のとおりでございます。
浅草一丁目及び谷中三丁目における無電柱化の推進についてのご報告は以上でございます。
続きまして、凌雲橋の架け替えについてについてご報告します。資料18をごらんください。
項番1、状況でございます。凌雲橋につきましては、平成28年度に実施した耐震性照査の結果や耐震補強工事が困難なこと等の理由により、現在、橋をかけかえる方向で検討を進めております。平成30年度に実施した調査・比較設計においては、下の図のとおり、片側にアーチを設置する橋梁形式を最適案といたしました。令和2年度以降は、JR東日本と共同で概略設計を実施してまいります。
項番2、概略設計の主な内容ですが、期間は令和2年度から3年度、設計内容は、主要部材の概略計算、附帯施設の検討、施工方法の概略検討などでございます。
項番3、予算額(案)につきましては、記載のとおりです。なお、費用につきましては、JR東日本と区で2分の1ずつ負担することといたします。
ご説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長 初めに、台東区無
電柱化推進計画について、ご質問がありましたら、どうぞ。
和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 台東区の区内の道路における都道のパーセントは。前に数字出ていたでしょう、8%とか。
○委員長
土木課長。
◎齋藤洋
土木課長 約69%でございます。69%。
◆和泉浩司 副委員長 都道がですか。
◎齋藤洋
土木課長 無電柱化の整備ではなくて、都道の比率ですか。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 今の都知事が公約で、無電柱化を公約にしたんですよ、最初。そしたら、最近、都道の電線地中化と言い始めた。最初のころは、都道と言わなかった。だから、まちの人たちは区道も国道も、国道は多いですけれど、全て無電柱化してくれると、あの都知事の言葉を信じたんです。今から4年近く前。それが結局今では都道の無電柱化と言葉を改めているんですよ。だから、私は都道のパーセントがどのぐらいで、区道がどのくらいか聞きたかったんです。
それでは、台東区の全体の無電柱化は今何%ですか。
○委員長
土木課長。
◎齋藤洋
土木課長 台東区全体につきましては8%です。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 事ほどさように、全部無電柱化する、大見え切ったのに、全部合わせても8%ですよ。だから、しっかりと台東区は台東区で、東京都とも相談するのはいいけれども、途中で公約が変わってしまう人ですから、しっかりとその辺は押さえて、計画を前に進めてください。
○委員長
土木課長。
◎齋藤洋
土木課長 先ほどのご質問ですが、ちょっとパーセンテージ持っていないんですけれども、台東区内の道路全体が約256キロありまして、そのうち都道は約21.3キロぐらいでございます。
◆和泉浩司 副委員長 1割。
◎齋藤洋
土木課長 はい。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、浅草一丁目及び谷中三丁目における無電柱化の推進について、ご質問がありましたら、どうぞ。
和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 電線地中化コンビで委員長、副委員長やっているわけです。さらに、かっぱ橋通りと馬道通りよりも、ここの工事って大変ですよ。岡倉天心記念公園の前も含めて。夜やるな、朝やるな、昼やるな、日曜日やるなと、そういうことをずっと言っていると、これ、ガウディみたいになってしまう。いつまでもできないから、ちゃんと工事に入る前に地域住民の皆さんによく相談して、最低8時間工事の時間が欲しいんですよとか、特にこの谷中のほうなど、狭いから通行どめしなければできないところもあるでしょ。だから、そういった場合には、よく地域住民の人たちと話し合いを進めてから入ってくださいね。そうしないと、いつまでもかっぱ橋通りみたいにできないです。馬道通りは追い抜きましたから。以上。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、凌雲橋の架け替えについて、ご質問がありましたら、どうぞ。
拝野委員。
◆拝野健 委員 昭和3年の凌雲橋がついにかけかえということで、ありがとうございます。
それで、まず、確認ですけれども、車道がJRで、歩道が区の部分だと思うんです。今回凌雲橋のかけかえは、どちらも、車道も歩道も含めた話でしょうか。
○委員長
土木課長。
◎齋藤洋
土木課長 そうですね、車道と歩道と一体的な整備を今のところ考えております。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 ありがとうございます。そうであれば、歩道の部分、区でつけていただいて、大変ありがたかったんですが、若干どうしても狭いので、もう少し可能であれば、概略設計で広くできるような検討いただけないでしょうか。
○委員長
土木課長。
◎齋藤洋
土木課長 構造上の制約が厳しい場所でもありますけれども、可能なところについて、検討させていただきたいと思います。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 よろしくお願いいたします。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 こちら、凌雲橋、今年度、施工方法の概略検討等を行うと書いてありますけれども、ここ、朝、上からおりてくる車、上がってくる車、また、通勤に、それから、歩行者、学生等おりますけれども、そういった方たちの影響を最小限に抑えるような工法の検討をぜひ行っていただきたいと思います。仮にかけかえ工事を行っている間の影響というものは現在想定の調査などは行っておりますか。
○委員長
土木課長。
◎齋藤洋
土木課長 施工方法については、今回のこれからの調査でいろいろ検討させていただきますが、工事を実際にする際には、地元の影響は出てくるものと考えております。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 地元にどれぐらい影響が出るか、また、かけかえは必要なことだと思いますので、極力影響が少ないような手法というものをぜひ検討していただきたいと思います。あと、拝野委員が先ほど言ったように、歩道の広さ、また、現在ついているエレベーターなどもバリアフリーなども配慮したつくりにしていただきたいと思います。こちらは要望です。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、令和2年度の主な
公園等整備について、
公園課長、報告願います。
◎原島悟
公園課長 令和2年度の主な
公園等整備についてご報告いたします。資料19をごらんください。
項番1、特色ある公園の整備でございます。令和2年度は弁天院公園及び寿児童遊園の整備工事と吉原公園及び千草公園の設計を実施いたします。また、水を使った公園施設の整備及び管理やPark-PFI導入などについて、本区における実施の可否を含めた条件整備のため、先進事例等調査を業務委託いたします。
項番2、さわやかトイレ整備でございます。来年度は柳北公園及び小島公園の改築工事と西町公園及び吉原公園の設計を実施いたします。
項番3、桜橋伸縮装置取りかえ工事でございます。桜橋の端部、4カ所に設置されている温度変化による収縮や地震時などの変形を吸収するための伸縮装置を取りかえるものでございます。本工事は、墨田区との維持管理協定に基づき施工するものであり、費用につきましては、墨田区が予算額案の2分の1、2,750万5,000円を負担いたします。
最後に、項番4、並木通り中央分離帯照明設置工事でございます。本工事は昨年9月に完成しました並木通りのおもてなしの庭におきまして、冬期のライトアップを行うため施工するものでございます。
なお、今回ご報告いたしました各項目の整備スケジュール及び予算額(案)につきましては、資料に記載のとおりでございます。
簡単ですが、ご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 さわやかトイレ整備ですけれど、石浜のトイレなどは現在のような形のデザインなどやっていますが、今年度整備するところも、近隣の住民などの意見はしっかり取り入れていただきたいと思うんですけれど、町会や住民から何か意見等を聞く機会や、何か実際聞いていたりするでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今回整備を予定しております2公園のトイレのデザインにつきましては、現在区のほうで案を固めているところでございまして、区のほうで固めた案を地域の皆様にご提示して、ご意見をお聞きした上で、微細な修正を行う予定でございます。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 ぜひ住民の方たちに意見を見せて、意見も取り入れていただけたらと思います。あと、この水を使った公園設備のことも書いてあるんですけれども、昨年は御徒町公園に水を使った遊具を設置したと思うんですけれども、今後どの公園に、また新たに設置するとか、そういった予定はあるのでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 ミスト遊具につきましては、近年の夏の暑さから地域の方にご意見をお伺いしたときに、また、利用者の方にご意見をお伺いしたときに要望の強い遊具でございます。来年度整備予定の公園につきましても、寿児童遊園、弁天院公園、2カ所とも現在設置を予定しているところでございます。
○委員長 山口委員。
◆
山口銀次郎 委員 わかりました。私、御徒町公園、よく通るんですけれども、やはり夏場の暑い時期など、お子さん使っているのよく見るので、ぜひとも設置いただけたらと思います。ただ、見ていて思ったんですけれども、風の強い日など、背丈の小さいお子さん、ボタンを押しても、水が出るところが高いので、風で流れて、ここで水をいざ浴びようみたいなお子さんのところではない、全然関係ないところに流れていっているようなところを見まして、実際私も風の強い日にボタンを押してみたら、自分のところに来る前にあちらに行ったりとかあるので、今の御徒町公園に設置してある水の遊具の形から、またちょっと検討、研究等をしていっていただけたらと思います。また、最後に、トイレの整備も、今後工事中に仮設トイレのしっかりとした設置、また、あるのかどうかわからないですけれど、バリアフリーとか、広いとか、そのようなちょっと仮設トイレも設置していただければと思います。こちら、要望です。以上です。
○委員長 いいですか。
和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 私が言うこと、想像ついているでしょうけれど、きょうは施設課長がいないので、あなたにお答えをいただかなければなりません。さわやかトイレ整備の(1)柳北公園及び小島公園、1億2,000万円、この内訳を教えてください。どっちの公園が幾らで、どっちの公園が幾らなんだか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 今回、1億2,000万円の内訳でございますが、柳北公園、小島公園、両方とも規模が似通っておりまして、ほぼ2分の1の額がそれぞれの公園となってございます。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 何でこういう報告の仕方するんですか。柳北公園が6,000万円で、小島が6,000万円と2行にすればいいのではないですか。これ、一緒にしたのは私、珍しいなと思って。何かそこに恣意的なものがあるんですか。
○委員長
公園課長。
◎原島悟
公園課長 特に今回、金額をまとめたことについて理由はございません。
○委員長 和泉副委員長。
◆和泉浩司 副委員長 高いんですよね。公園のトイレが6,000万円。新人の皆さんたくさんいるから、余り今まで知らなかったでしょうが、少年野球場の横など、1個で1億円近くかけてしまったんだ。これ、もう少し、施設課とやって、デザイン性も大事ですけれど、大体デザインといっても、エレキテルトイレも何か外に絵を描いただけだから。それがそんなにするわけないだろうというのが一般感覚。3階建てのおうちが建ってしまう。そういうことをやはり肝に銘じて仕事を進めてください。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上であります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 ここで、拝野委員から発言を求められておりますので、許可いたします。
◆拝野健 委員 昨年の7月の本委員会で報告のあった谷中地域の都市計画道路の見直しについて、その後、どうなっていますでしょうか、お願いいたします。
○委員長
計画調整課長。
◎寺田茂
計画調整課長 谷中地区内の都市計画道路の3路線、見直しにつきましては、7月の本委員会で報告させていただいた後に、東京都、また、本区、荒川区等の合同による都市計画変更に関する説明会、これを8月30、31日の2日にかけて開催いたしました。説明会では、特段、谷中地区内の都市計画道路の見直しに対するご意見等はございませんでした。その後、10月1日の本区の都市計画審議会において、手続等についての報告を行ってございます。そして、今月19日から本区が所管する1路線並びに都が所管する2路線について、都市計画法第17条に基づく公告縦覧を都と区で同時に実施しているところでございます。今後、谷中地区の地区計画の手続にあわせまして、都と区で連携しながら都市計画変更手続を行っていく、そういった予定になってございます。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 ありがとうございます。それで、都市計画道路の見直しと地区計画が一緒に、いわば両輪のように進めることになっていると認識しております。ここで、地区計画の中身について意見述べることはございませんが、先日、谷中地区の町会長から、谷中の町並みの守る検討は、景観部会をつくって始めているので、早く地区計画が策定されるよう、応援してほしいとの連絡をいただきました。私、議事録を拝見いたしましたが、台東区都市計画審議会においても、1月の審議の際、景観については意見が出されておりましたが、策定手続を進めることは了承されたものと認識しております。そこで、改めて、都市計画道路の見直しと地区計画を含めた両輪で谷中地区のまちづくりについて、今後どのように進めていくのか、区の決意を伺います。よろしくお願いいたします。
○委員長
都市計画課長。
◎前田幹生
都市計画課長 複数の課にまたがることでございますので、私からご答弁申し上げたいと思います。
平成27年12月に都市計画道路の見直しの方針が決定されて以降、区ではこれまでも4年間かけまして、地区計画の策定作業を進めてまいりました。この間、地区計画案の策定に当たりましては、住民の皆様のご意見等を踏まえて、修正を加えながら、説明会などで繰り返しご説明し、丁寧に進めてきたつもりでございます。先日の交通対策・地区整備特別委員会で所管課長からご報告いたしましたとおり、今後、3月末の都市計画審議会でご審議をいただき、6月末の都市計画決定に向けて着実に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長 拝野委員。
◆拝野健 委員 今、担当課長からもお話伺いました。地元住民の声を聞くことは非常に大切だと思っております。地元の町会長からもこうした意見があることを踏まえ、ぜひ地区計画について、また、都市計画道路の見直しも信念を持って進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 ただいまの発言については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。
その他、ご発言がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 これをもちまして、
産業建設委員会を閉会いたします。
午後 0時29分閉会...